「2020年卒大学生就職活動調査の結果報告書」について
調査の背景/目的
2020年卒の就活スケジュールは、経団連が提唱する「採用選考に関する指針」により、2019年の3月に広報開始、6月から選考開始となっております。
しかし、実際には、多くの企業が2018年の4月からインターンシップという形で学生と接触しており、売り手市場により、採用活動が早期化しています。
本調査は、この状況下で活動している学生に対し、
- 大学3年生3月時点の内々定率
- 就職活動の開始時期
- インターンシップの参加率
- 就活スケジュールへの評価
などについて確認することで、現在の就職活動における学生の意識・行動を把握することを目的と致しました。
調査時期は企業の広報(エントリー)開始直後の2019年3月4日~10日となっています。
結果概要
- 調査時点(3月上旬)での内々定率は、全体で6.6%であった。
- 「3年生の6月以前」に就職活動を開始している学生が18.5%、「3年生の8月」までの累計は46.2%と約半数に迫る。3年生の夏休みを利用してのインターンシップへの参加と、それに向けての活動開始を表す数字と考えられるが、結果的に活動の早期化と長期化を招く結果となっている。
- インターンシップの参加期間は、「1日」が81.4%で最も多く、企業側のワンデーインターンシップ導入傾向が続いている。
- 半数以上(54.9%)の学生はインターンシップ情報を「インターンシップ情報サイト」から得ている。次いで「キャリアセンター、就職課」からが49.4%と前年から11.1 %増と大きく増えており、大学側のインターンシップへの積極的な取組みがうかがえる。
- インターンシップ参加学生(308人)の内、実際に参加した企業に就職したのは29.9%であった。
- インターンシップに参加した企業から、参加後に何らかのアプローチを受けた学生は約半数の47.3%となっている。
- 調査時点(3月上旬)での面接経験率は29.3%で、面接社数は、「1社」が39.1%、「2社」が21.7%であったが、全体の平均では約3社となった。
- インターンシップ参加企業への入社意向については、「入社したい」(32.3%)と「どちらかといえば入社したい」(40.3%)の合計が72.6%に上り、インターンシップが学生の就職活動に大きな影響を与えていることがうかがえる。
- UIターン就職希望者は、全体の31.2%であった。
- 就職先を選ぶときに重視する項目を3つまで選ばせた結果、「やりたいことができる」が43.9%と「福利厚生が充実している」が34.3%と高い結果であった。
結果の詳細は下の結果報告書をご覧下さい。
「2020年大学生就職活動調査結果報告書」PDF
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・速報リリース
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メール:kouhou@earc.or.jp
電 話:03-6550-9516
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